約 586,127 件
https://w.atwiki.jp/kidzania-koshien/pages/34.html
自動で投票順になります。 ※ないお仕事は、その他にご記入の上ご投票下さい。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 お菓子工場 51 (12%) 2 病院 27 (7%) 3 ファッションブティック デザイナー 22 (5%) 4 ポストレコーディングスタジオ 16 (4%) 5 ソフトクリームショップ 15 (4%) 6 ビューティーサロン 14 (3%) 7 ラジオ局 14 (3%) 8 ピザショップ 13 (3%) 9 ホテル 12 (3%) 10 テレビ局 11 (3%) 11 ベーカリー 10 (2%) 12 すし屋 9 (2%) 13 ボトリング工場 9 (2%) 14 街時計 9 (2%) 15 ファッションブティック モデル 8 (2%) 16 電力会社 8 (2%) 17 飛行機 キャビンアテンダンド 8 (2%) 18 パレード 7 (2%) 19 印刷工房 7 (2%) 20 フォトスタジオ 6 (1%) 21 出版社 6 (1%) 22 証券会社 6 (1%) 23 めがねショップ 5 (1%) 24 ビルクライミング 5 (1%) 25 料理スタジオ 5 (1%) 26 新聞社 5 (1%) 27 歯科医院 5 (1%) 28 裁判所 5 (1%) 29 運転免許試験場 5 (1%) 30 バームクーヘン 4 (1%) 31 レンタカー 4 (1%) 32 医薬研究所 4 (1%) 33 商店街 はんこ屋 4 (1%) 34 観光バス バスガイド 4 (1%) 35 電車 4 (1%) 36 飛行機 パイロット 4 (1%) 37 食品開発センター 4 (1%) 38 アーケード ペットショップ 3 (1%) 39 カーライフサポートセンター 3 (1%) 40 デパート 販売員(ディスプレー) 3 (1%) 41 ビルメンテナンス 3 (1%) 42 マジックスタジオ 3 (1%) 43 マヨネーズ工場 3 (1%) 44 モデルハウス 3 (1%) 45 理容店 3 (1%) 46 アーケード ガラス工房 2 (0%) 47 コメディアン(ステージ) 2 (0%) 48 ジューススタンド 2 (0%) 49 デパート 販売員(接客) 2 (0%) 50 宅配センター 2 (0%) 51 海上保安庁 2 (0%) 52 自動車工場 2 (0%) 53 舞妓さんに 2 (0%) 54 警備センター 2 (0%) 55 電子マネーセンター お客様 2 (0%) 56 おしごと相談センター おしごとライター 1 (0%) 57 おしごと相談センター 相談 1 (0%) 58 アーケード シューフィット専門店 1 (0%) 59 エンターテイナー 演劇 1 (0%) 60 ガソリンスタンド 1 (0%) 61 キッザニjhbjgkア 1 (0%) 62 デパート お客様 1 (0%) 63 壁画 1 (0%) 64 建設現場 1 (0%) 65 携帯電話ショップ 1 (0%) 66 消防署 1 (0%) 67 科学研究所 1 (0%) 68 観光バス 乗客 1 (0%) 69 警察署 1 (0%) 70 遺跡 1 (0%) 71 銀行 銀行員 1 (0%) その他 投票総数 415 H21.3.25設置 ご投票ありがとうございました。 キッザニア人気パビリオンに戻る
https://w.atwiki.jp/kowakunai_suugaku/pages/18.html
あつお: やっと問題に入れるぞ.問題(1)はでためせってさ. しんご: 一応確認させろ.ってのルートだな? あつお: そ,ってことだよ. しんご: っておくんだな. きょうこ: はどうなるの? あつお: の小数部分か.じゃあを小数でかけなきゃいけないな. きょうこ: のだいたいの大きさがわかればいいんじゃないの? しんご: はよりは大きいよな. あつお: そんなにすぐわかる? しんご: わかるわかる.・・・え?わかんないの? あつお: ちょっとまってよ.今考えてるんだから・・・・・・・. しんご: ふんふん~~~♪こんなのもわかんないかねぇ あつお: タマタマわかると鼻高々だな. きょうこ: ・・・・・こうさん~~~ あつお: ・・・・・・・・(わからんぞ.) しんご: おっと,そっちのお兄さんにも「降参」の一言を出してもらおうかな? あつお: ・・・・(ちぇッ)おしえろよ. しんご: 正方形を書くよな.一辺1の正方形だよ.そうすると,ピタゴラスの定理で,対角線はって習ったぞ.正方形は一辺より対角線のほうが長いだろう?だからだな. あつお: まぁ見るからにね. きょうこ: ・・・・あ,わたしもわかった! しんご: わかっただろう? きょうこ: わたしは別の方法でわかった. あつお: えっえっ・・・・・?ちょっと待ってよ・・・・きょうこちゃんまで? きょうこ: そっちのおにいさんにも「降参」の一言がほしいわねぇ. あつお: ・・・・(ちぇーーーーーーッ) きょうこ: だってでしょう?両辺の正のルートを取ると,だけど,これはつまりってことよね. あつお: あーーーっ!ちぇ!そのくらいならボクにだってわかったよ. きょうこ: はとの間にありそうね. あつお: どうしてそう思う? きょうこ: ん・・・・・・・んと,同じように考えれば,のルートを考えればだから,いいんじゃないかしら. しんご: そうだね.そうだね. あつお: よし,じゃあ僕は別の方法で見つけるぞ!・・・・・うんと,絵を描いてみればいいじゃないか.1辺が1センチの正方形を紙に描くんだよ. それで,対角線の長さを定規で測る!それみろ. しんご: オレがみつけた方法のマネっこだな.所詮. あつお: ウルセーーー.僕が見つけたんだからいいんだ! きょうこ: それで,定規で測ったはいくつなの? あつお: えっと,ちっさくて測りにくい.センチくらい. きょうこ: 1辺センチで書けば,もっと細かく測れるんじゃない? あつお: あ~そうだね.じゃあ, 今度は・・・・えと・・・・・・センチくらいだな. きょうこ: じゃあ,はだいたいということね. しんご: ぴったりじゃないの? あつお: ぴったりだとすると,これを二乗して だね.ピッタリではないようだ.よりちょっと小さいんだね. しんご: そっか.じゃあ次いって. きょうこ: ということね.となるわね. あつお: ピッタリではないけど,だいたいそういうことだな.次は僕に計算させてくれよ. はだね. しんご: のときがどうのこうの,っていうのはいいの? あつお: わかんないけどとりあえず後で考えよう. しんご: おお.もとまった. きょうこ: じゃあもいってみるわね. しんご: 有効数字が減ってない? きょうこ: だって,手で計算するのメンドウなのよ. しんご: なぜだかどれもくらいだな.気のせいか? あつお: これくらいならきちんと計算できそうだぞ. きょうこ: どうして? あつお: だって,っていうのは,の小数部分だから,からを引いたものでしょう?つまりだよ. きょうこ: ほんとね.それではどうするの? あつお: まかせとけって.だよ. きょうこ: こっからどうするの?分母にルートがあるから,なんだっけ?アレ. あつお: 有理化だね. きょうこ: そうそうそれそれ.有理化. しんご: っていうのは覚えてるんだけどなー.こういうのはどうするんだよ.習ったっけ? あつお: 応用問題で解いた気がする.えーとね,っていうのを使うんだよ. きょうこ: ああこれ,因数分解の公式で習ったわよね.有理化に使うんだったっけ? あつお: そうそう因数分解.えーと,でしょう?あ,だからだね. きょうこ: やっぱり分母と分子に同じものをかけるのかしら? あつお: そうだね.分母と分子にをかければいい.つまりこういうことさ. きょうこ: へー,かっこいい! しんご: ・・・・・・・・・・・ あつお: そっか.わかったぞ.を計算するとだいたいくらいだったけど,実はだったんだ!そうすると,\\ だ! きょうこ: 求まった,求まった.ぱちぱちぱち・・・・ しんご: ちょっと待て,最後のはどうしてだ? あつお: うーんと,はだいたいくらいだったから,を引けばいいかな~とか思って,って計算した. きょうこ: ナルホドねぇ. しんご: ヘン,所詮オメエはその程度なんだよ.オレならそんなダサイ理由は言わないね. あつお: じゃあなんだよ. しんご: だって「小数部分」なんだろう?の小数部分との小数部分は同じに決まってるじゃないか.だからさ. あつお: ・・・・・・・・ きょうこ: へ~~~~.(ちょっと尊敬のまなざし) あつお: ・・・・ま,ともかくは求まったわけだ.じゃあは? きょうこ: あら,なんだから,おんなじ計算になるんじゃないかなぁ? あつお: ああ,きょうこちゃんいいこと言うね! だね.あとずっとおんなじか. きょうこ: じゃあ, かしら. あつお: そうだね.をつけたほうがいいかな.(1) の答えが求まったね. まとめ あつおくんたちは上手に解くことができたね.さて,まとめてみよう.とすると,だから,だね.だから,だ.この式に従って計算すると, $$$$ となる.以降も同じ計算が繰り返されるから,が答えだね. 宿題 (1) を小数点以下4位くらいまで正確に求めたいときには,どうすればいいだろうか?ヒントとしては,なので,より少し小さいことは分かるよね.「2乗してと比べてみる」という方法を使ってみよう.\par (2) を有理化しよう.分母と分子にどういう数を掛ければいいのかを考えよう.やっぱりの公式を使うよ.\par (3) から始めてみるとどうかな.を求めてみよう.のときよりはちょっと難しいぞ.
https://w.atwiki.jp/kowakunai_suugaku/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/83452/pages/2690.html
――その日から、私はドラムの勉強を始めた。 澪も一緒にベースの勉強を始めた。 幸い、今年のおとしだまは一切使っていなかったためこれを温存。 ドラムセットとはいかずとも、電子ドラムを購入しようと考えたからだ。 ……とはいえ、ドラムとベースではバンドにはならない。 最低でもギターは必要だからだ。 「ねえ栗山ぁ……。ギター、やらない?」 「ごめんね律。私たちも今年から受験だからね。そういうのはちょっと……」 そうだ。 中学三年生とは、それ即ち受験のシーズンなのである。 私も、澪も例外ではない。 一緒に、桜が丘女子高に行こうと決めた。 男にひっかかるのは、もうごめんだからだ。 福山は、夏にあった陸上の全国大会で優勝していたため高校は三年生になるまえには すでにほぼ決まっていた。 ――そうして、春が来た。 それぞれの思いは交錯する、春がやってきたのである。 ――さて、困った。 国語 34 数学 45 英語 2 理科 56 社会 89 「恐ろしい偏り方してるな」 澪の言うこともまったくだ。 桜高は普通科だ。社会科なんていうモノはない。 昔から社会は好きだった。戦争だとか、戦という単語に魅かれたからだろう。 ただ、いかんせん英語が駄目だ。 「This is a pen.」 「僕はペンです」 「違う!」 まったく理解できない。 国語も、数学もボロボロだ。 三年の夏で、これは厳しい。 そんなときだった。 「ねえ、田井中さんは桜高の特別入試は受ける?」 担任の山田に、そんなことを訊かれたのは。 説明を受ける限り、どうやら特別入試というのはこういうことだ。 身体能力を活かして合格しろ。 ようするに体育学部のようなものだ。 スポーツ推薦ともいう。 勉強が駄目だが、運動ならば得意な私にはうってつけのシステムだ。 無論、これを受けない理由はない。 「でもな、澪」 「わかってるよ。陸上部で練習しなきゃならないんだろ」 その通りだ。 私のように、思いつきで受けるような人間を最も効率よく鍛えられるのが陸上競技だ。私に してみれば、澪と同じ学校に行くためなら数ヵ月の練習なんてなんとも思っていない。 ただ―― 「福山君、か」 そう。 特待生として東京の学校に行くことが決まっている福山は、勉強をする必要がない。 つまるところ、彼は8月を以て一般生徒が部活を引退していても、当たり前のように部活を することになるのだ。 その彼と同じ部活で練習をする。これ以上気まずいことはない。 「でもさ。私はもうアイツのことなんかなんとも思ってない。だから――心配すんなって」 笑って、私は部活の練習に出かけた。 「……」 福山は速い。 100メートルを、まるでチーターのように走り抜ける。 中学生で11秒台フラットをマークする速さは、今や世界中が注目しているジュニアらし い。 顔もよく。頭もいい。 その上、人望もある。 下級生の女子が多いのも、福山の存在があるからこそだ。 私のような途中参加者は、彼女たちの名前を知らないが間違いなく福山が目的だろう。 「福山さんまじかっけー!」 「アイトー!」 ――それは、女だけではない。 男にとっても、彼は憧れなのだ。 ……期待を両肩に背負わされている。 私には、それが悲しいことにも思えた。 家に帰ると、澪はエプロンをしていた。 どうやら両親は出かけたらしい。二人目の弟妹なんていらないというのに。 聡は澪の手伝いをしている。 小学5年生のくせに色気づいて、高いところの皿を取ろうとしている。 「澪の方が背、高いのに」 少し笑う。 結局は届かずに椅子を使っている。我が弟ながら可愛い奴め。 体操服を洗濯籠に放り込む。 鏡に映った自分の肢体を見ると―― 「貧相だなあ」 口から出た、素直な感想。 澪と風呂に入ったとき、それはもうすごかった。 バインバインだ。 揉みしだいて吸収してやりたいくらいに半端じゃなかった。 「先に風呂入るぞー!」 少し早いが入ってしまおう。 ……うむ。さすがは澪ちゃん。いい湯加減でございます。 「あれ? ご飯がないぞ」 「何を言ってるんだ。チャーハンはお前の係りだろ」 「え? そうだっけ?」 「澪姉と俺が他のを作ってるんだから察してくれよ」 「なんだと~!」 「聡も私も食べたいんだよ。律のチャーハン。 略してりっちゃーはんをさ」 ……ああ。 なるほど。 「お前たちさ」 「え?」 「それ言いたかっただけだろ」 「……」 なにも言わないで椅子に座りやがった。 わかったよ。作ってやるよ。りっちゃん特製キャベツチャーハンを。 りっちゃーはんを。 語感がいいな。この言葉。 それからも、私は練習に励んだ。 澪は勉強をして、私は練習をした。 それも一つの努力の形だ。 同じ目標を目指すのに、同じ努力は必要ないのだ。 「姉ちゃん。はい、アクエリ」 「さんきゅ。――かあ! 旨い!」 ランニングから帰ってくると、聡は決まってアクエリアスを渡してくれる。 夏の熱帯夜で絞られた水分が補充されていい気持ちになる。 「姉ちゃん。俺、澪姉も姉ちゃんも大好きだからさ」 月を見上げて、聡はそんな恥ずかしいことを口走った。 それ見て、聡は続ける。 「俺が小さい頃、空地で絡まれてたよな。 あの時、姉ちゃんが助けてくれてホントに嬉しかった。俺のピンチに、姉ちゃんはいつだって来てくれた。プールで溺れた時も、自転車で転んだ時も。でもさ、それじゃあ駄目だ。俺はいつまでも弟のままなんだ。……田井中聡は、ずっとずっと、田井中律の弟だけど。子供じゃない。いつまでも守ってもらってばかりじゃあ、俺の気が済まない」 「ハハ、それは前にも聞いたな」 「病院で、初めて思ったんだ。まだ11歳の子供かもしれないけどさ――姉ちゃんも澪姉も、守れる存在に、なるからさ。 たとえ、相手がだれであっても」 月の光が眩しく感じる。 今日は満月。人の本心が露わになる日だ。 だからだろう。 聡が、ずっと子供だと思ってた弟の姿があんなに大きく見えたのは。 「だな。いつかお前が大きくなったときは、お前が私や澪のヒーローになってくれよな」 「ああ。必ず、さ」 うん。約束だからな。 破るんじゃないぞ。お前は、一生私の『弟』なんだから。 ある日のことだった。 「あれ? 私のシューズがない……」 陸上部の部室は、そんなに広くはない。 女子専用という名目のため、とりあえずは整理整頓はなされている。 故に、ものがなくなるなんてことはない筈だ。少なくとも、ロッカーの鍵を持ってるのは私 だけなのだから。そんなことは起きない筈だ。 でも。 実際には起こっている。 私のシューズがなくなっているのだ。 「どうした? 田井中」 「ああ、福山か。 いやさ、私のシューズがなくなってるんだよ」 「どんな色?」 「オレンジ色。私、色を選べる時は基本的にオレンジ色にしてるんだ」 「……へえ」 含みのある言い方。 ……まさか ありえない。 でも。 そんな―― 「それは――もしかしなくても、これでしょ?」 福山は、その手に私のシューズを持っていた。 「え?」 「とぼけないでよ。これ、田井中のでしょ?」 「う、うん」 どうして? 福山の目は――私を蔑んでいる。 私のことが、嫌いな目だ。 足が震える。 どうして、私はいつも福山の前では足が震えているのだろうか。 「おいおい福山ァ。まわりくどいことしてんじゃあねえぞ」 「そうだぜ。こいつが福山さんの恋を邪魔してんだから、よ」 「梅原に大貫か。確かにな。こいつは邪魔なんだよ」 ……耳を疑った。 福山は、私を邪魔といった。 手に握られているのは、澪と一緒に選んだシューズだ。 それを、福山は知っているのだろうか。 福山が好きな、秋山澪が選んだ靴を―― 「……つまんねえな。おい、こいつ好きにしていいよ。俺は問題起こすわけにもいかねえしな」 「……は? 何勘違いしてんの天才君。 俺らがムカついてんのは田井中じゃなくて、てめえだよ」 瞬間。梅原の膝が、福山の腹部を蹴り抜いた。 福山は不意を突かれた攻撃に対応できず、仰向けに倒れる。 倒れるさなかに、大貫が叩き伏せる。 福山も抵抗じみた攻撃をするが、それも無駄に終わる。 二人は、この学校でも札付きの不良だ。いくら運動神経がいいとはいっても、喧嘩慣れして いる二人に勝てるわけがない。 加えてこの状況。一方的に倒れた福山を蹴り、殴っている。 ――これは喧嘩ではない。 一方的な暴力だ。 こんなことを、認めるわけにはいかない。 「……あ」 でも。 止める必要があるのか、と考える。 福山は私のシューズを、澪と一緒に買ったシューズを盗んだのだ。 これは彼の報いなのだ、と握った拳を解く。 ――わからない。 誰が悪いのか。 誰が悪くないのか。 私は福山の邪魔をしている? そんなつもりはない。澪は男が嫌いなだけだ。 「答えろ福山! 澪が、私がお前になにをしたっていうんだ!」 「おいこら、訊かれてんぞ」 「……うう」 梅原と大貫は一旦殴る手を止めて、私の方へ福山を向ける。 顔は腫れて、立つこともままならない彼は、私が知っている彼ではなかった。 そこにいるのはボロ雑巾じみた、情けない男だ。 「おまえは……俺の気持ちを知っているのに。 知っているのに! どうして協力しなかったんだ! 俺の気持ちを――」 「……なにを、言っているんだ? お前は」 「協力しろよ! 好きな男が恋に悩んでるんだから!」 「だとよ。 要するに、こいつは秋山が自分に振り向くように動かなかったお前を恨んでるんだと!」 そんな。 そんな、逆恨みがあるか。 私も澪も関係ないじゃないか。 自分の中で都合のいいシナリオ作って、実行されないからって―― 「卑怯だ! お前は与えられるのが当たり前になってるんだ! 足が速いから、頭がいいから、だから、世界は自分を中心に回ってなきゃ気が済まないんだ。他者とは、自分に都合のいいものを与えるためにあるんじゃない。どんなことも共有するためにあるんだ!」 澪は、私にとってそうだった。 嬉しいことがあったら二倍になって。 悲しいことがあったら半分になった。 それが、友達だ。親友なんだ。 ――期待が重かった? そんな言い訳なんて聞きたくもない。 私は――そんな人でなしを背にその場を後にした。 後ろで、人が殴られている音なんて聞こえない。 それがお前の報いなんだと知れ。 私にとって、男というのはそういうものなのだ。 利己的で。 自分主義で。 わがままで。 家に帰ってくると、いつものように澪がリビングでテレビを見ていた。 まるで、新婚生活みたいだ。 澪が私の頭を撫でる。 突然にだ。 「な、なんだよー」 「……なんか、律がさびそうだったから」 流石は親友だ。 鋭い。 話をしてもよかったが、澪が怖がるからやめておこう。 風呂に入って、澪と母の美味しい食事を食べよう。 そうだ。普通が一番。 そんな日常を繰り返していくと――入試の日が近づいてくる。 二人が、違った形で同じ目標にたどりつく日だ。 ――試験は怖いくらいにつつがなく終了した。 100メートル走も幅跳びも、ほとんどすべての競技で私は一番の成績だった。 つまり合格確実っていうコトだ。 澪も同じく、5教科の自己採点は合計にして479点。まず落ちない点数だ。 試験会場で、やたらととぼけた女の子がいた話を澪から聞いた。 今どき、そんな奴がいるのかと思ったが澪が言うのだから実在しているのだろう。 「さて、これから始まるな」 「……ああ。私たちの高校生活」 「あ、そういえば。スポーツ推薦の人は部活に入らなきゃいけないんじゃ……」 「……やべえ」 そんなことがあって、高校生活は始まった。 合格発表の日、帰り道はやっぱり夕暮れの中だった。 「みーおー! クラブ見学行こうぜ!」 「私は文学部に入ろうかなって」 「なんでさ!」 「だって、律は運動部に……」 「いや、部活ならなんでもいいんだってさ。だから軽音部行こうぜ!」 澪の手をとって廊下を走る。 憧れの学校を、走る。 憧れの人の手をとって。 私は、今でもきっと男まさりだ。 それでもいいさ。 私は、私なんだしさ。 「もしかして、あなたが平沢唯さん!?」 ――あの日、幼稚園で会った子はこの子だったんだ。 とぼけた子。だけど、私が夢見た理想の女の子像。 ――まあ、それも関係ない。 私は――得るものがあったから。 失ったモノは小さくはないけど。 私は、幸せなのだから――それで、いいよ。 「……と、まあこれが私の過去ってやつさ!」 つまらなくも永い。独白じみた昔話だ。 みんなは退屈そうに聞いているだろうに、と思った。 だが、皆は椅子に座って私の話に聞き入っていた。 「それで、福山って人はどうなったんですか?」 「奴なら去年膝を壊して陸上辞めたんだとさ。栗山に聞いた」 期待を言い訳にして、人を思うがままにしようとしてた彼は、結局は自らの重みに負けたの だ。一つのことしかできない彼は、これから先どうやって生きていくのか。 私には関係のないことだ。興味もない。 ただ、少しだけ可哀想なのかもな。 「りっちゃんと私って、昔に会ってたんだね~」 「私も、どうやらみんなに会ってたみたいよ」 紅茶を口に運ぼうとすると、カップにはもう紅茶はなかった。 いつのまにか、飲みほしていたようだ。 「律、飲むよな」 澪がお代わりを淹れてくれる。 笑顔で感謝を言うと、澪は―― 「――!?」 「み、澪ちゃんがりっちゃんに――」 「キスしましたですー!!」 「あらあらうふふ」 そんなこんなで、私は今日も頑張ってるよ。 お茶とお菓子の香り漂う、いつもの音楽準備室で、さ。 Epilogue 彼女がつけているのはピンクのエプロン。 今までは、たまにしか見られなかった。 あんなに可愛らしい姿を、毎日見られなかった。 でもさ、今日からは毎日見られるぞ。 新しい住まいと、新しい生活。 ――そして、新しい同居人。 ずっと支えてくれた。 ずっと支えてきた。 二人だから――出来るコトだ。 「よっしゃ! 今日はりっちゃーはん作ってやるぞ!」 FIN 戻る
https://w.atwiki.jp/wbmwbm/pages/34.html
したらば2スレ/(570-579)リング上の姫 part1女子中学生美咲唯vsチャンピオン武蔵野剛 エロ ヒップアタック 女子中学生 格闘「ぬぅ・・・」 どうするべきか・・・。 俺は自室のトレーニングルームの端にある椅子に腰掛けながら考えていた。 「15歳の女の子とショウで闘いごっこ・・・ねぇ。」 俺は隣に置いてある、女の子の写真集をちらりと見やる・・・。 おっと失礼・・・自己紹介がまだだったな。 俺の名は武蔵野 剛。 「むさしの たけし」と読む。 まぁ俺の風体と言えば名前の通りなんだが・・・ 俺は日本チャンピオンの格闘家として名を馳せている。 身長190cm。自分で言うのもなんだが、筋骨隆々。 十八番はフランケンシュタイナーとバックブリーカー。 掴んだ物はギブアップと言うまで離さない。 それが俺のプライドだった。 んで・・・今回の話なんだが・・・。 それは・・・ 「女にわざと負ける」と言う名目で、ショウを開催するとオーナーが言うのだ。 しかもそれを・・・俺の戦いとプライドの場である、リングの上で・・・だ。 『お前はわざと負ければいい。ごっこだと思え。女の子に殴られても本気でやり返すなよ。』 何度も思い出す、オーナーのあの言葉・・・。 しかも、かなり重い声で言っていた・・・。 何時ものオーナーは明るく朗らかなのだが・・・。 あの時のオーナーはいつもと違った・・・。 何時も見せない真面な目。 『お前はわざと負ければいい・・・。ごっこだと思え。女の子に殴られても本気でやり返すなよ・・・。』 そんな有無を言わさない目で言われては、俺は首を縦に振らずにはいられなかった。 オーナーも俺の性格はよくわかってるはずだ。 俺はそんな茶番は嫌いだ。 『闘うなら本気で。』 それが俺のスタイル。 それをよく分かってる筈なのだ・・・。 相手の女の子はまだ中学3年の、高校受験を控えた女の子。 名前は・・・ミサキ ユイ・・・美咲 唯・・・。 青く透き通った長い髪に、細い身体つきの分かる白のワンピースを好んで着てるみたいだ。 目はくりくりとしていて、笑顔を絶やさない様にしている所を見ると、どう見ても乱暴な事を好みそうには見えない。 彼女はモデルもやっているようで・・・。 写真集をさっきパラパラと捲ったが、どう見ても彼女は『いい所のお嬢さん』だった。 『お前はわざと負ければいい・・・。』 脳裏で再びオーナーの声が蘇る。 既に初老を迎えた彼の声は若干しわがれていた。 その声が俺の心の奥底に染み付いている。 オーナーから・・・茶番劇・・・ 否・・・ ショウの説明を受けてから早くも3日が過ぎようとしていた。 『日本チャンピオンの男が只のか弱い女に負ける・・・。』 簡単に説明するとそんな内容のショウ・・・。 一応首は縦に振り、参加の表明はしたが・・・。 心の中ではまだ葛藤が蔓延っていた。 「(俺が世界チャンピオンになれたのはオーナーのお陰なんだよな・・・。)」 元々体格に恵まれ、幼い頃から俺は周りから期待されていたが・・・ メンタル面が弱く、大人の期待を背負うには荷が重すぎた。 "世界チャンピオンになれる確率は1%もない。" 俺は元々感覚よりも先に頭で考えるタイプだ。 確率1%未満という壁は大きく俺の心や脳にのしかかり、体格はいいものの・・・ 勝敗を決める戦いにおいては、それが致命的な弱点となって立ちはだかった。 事実、俺の幼い頃の戦績は0勝100敗と言う表現が似合うほど。 だが、そんな俺でも世界チャンピオンになれた。 それは全ては語らずとも、オーナーのお陰なのだ。 彼は実に腕のいい心理カウンセラーだった。 当時の俺はそれに救われたのだ。 だからだ・・・。 俺はそんな尊敬するオーナーの期待に応えなくてはならない。 だが・・・ 俺は日本チャンピオンだ。 オーナーには申し訳ないが、今度のショウはどう考えても俺にとっては 『闘いごっこ』としか思えなかった。 相手が同じチャンピオンなら俺も喜んでノったのだが・・・。 ・・・ ・・・・・・。 ああ・・・クソ・・・考えれば考えるほどに葛藤は深まる・・・。 俺はそんな苛みを紛らわす為に、椅子から飛び降り、そして、その場で寝そべり、腹筋を始めたのだった。 * 『レディース!アンドジェントルマン!』 『今日はなんと!日本チャンピオンに挑戦状を叩きつける者が現れました!』 『さて、チャンピオンのタケシ ムサシノに挑戦する者はどんな猛者なのでしょうか!?』 司会のやかましい声・・・。 ついにショウがはじまってしまった・・・。 あれから4日。 今の俺は作り笑いをしながら淡々と仕事をこなすリング上の仕事人へと化していた。 結局俺はオーナーの期待に応える方を選んだのだ。 俺としては苦渋の決断だったが、結局あのオーナーの真剣な目には勝てなかったのだ。 (ただ仕事に忠実に、わざと負ければいいだけ・・・。簡単な事だ・・・。) まぁ、簡単だと分かっていても、態度は"仕方なく作り笑いしてる俺"以上の俺を演じる事が出来ない訳だが・・・ 『さぁ・・・相手がチャンピオン・ムサシノに対する側から歩いてきます・・・。一体どんな者なのか・・・』 カツ・・・カツ・・・カツ・・・ 『挑戦者の足音が聞こえます・・・皆さん耳を澄ましてください・・・。』 わざとらしい司会だ・・・。どうせ誰だか分かってるくせに・・・ 俺は作り笑いしながらも心の中で司会にツッコミを入れてやった。 『この足音は・・・まさか・・・!!』 カツ・・・カツ・・・カツ・・・ 『まさかぁあああっ!』 歩いてくる・・・。 女の子が。 只の・・・女の子が。 白いレオタードを身に纏った女の子が。 彼女の姿を目にした観客はどっと沸き立つ。 観客が驚くのも無理はない・・・。 ゴツい俺に反して、ただの女の子が相手なのだから。 『これは私も驚きました・・・なんと・・・相手は・・・あんなにも若い女の子です・・・』 15歳にしては豊かすぎると言ってもいい程胸が大きく誇張し、それを気にしてないフリをしながら歩く彼女。 彼女は観客席に向かって両手を振り、笑顔で観客の視線に応えながらリングの方へと歩いてくる。 ・・・そんな姿が俺のプライドを逆撫でしていく・・・。 長い髪をアップに結った彼女は、俺が思っていたよりも色気を放っていた。 そんな彼女がヒールを脱ぎ、素足になり、俺のプライドのリングを踏みしめる。 (ちっ・・・これだから女は嫌いだ。) 相手が男なら思いっきりやれるものを・・・ 女だからと手加減しなければならない。 近付いてくる彼女を俺は作り笑いで迎えながらも、心の奥底では殺気を漲らせていた。 反して、にこにことした笑みを絶やさない彼女。 そんな彼女は俺の前に立つと・・・ぺこりと頭を下げた。 「美咲 唯と申します。宜しくお願いします♪」 そして、俯けた頭を元に戻した彼女は・・・さっきとは違い、真剣な表情になっていた。 その顔に俺は・・・意表を突かれた。 「ムサシノ vs ユイ! カンカン!ラウンドワン・・・!」 「ファイッ・・・!」 (始まったか・・・ここまで来たら腹をくくらないとな・・・。) 俺は畜生と思いながらも、誰にでも避けられる位の遅さでゆっくりとしたパンチを、相手に放つ。 が・・・そこにはもう唯は居なかった。 「(左・・・!)」 ガシィィィッ! 俺の図太い左腕に見事に突き刺さった彼女の上段蹴り・・・。 「(馬鹿な・・・ 只の女の子ではこんな速い蹴りは放てないはず・・・。)」 経験から俺は何とかその蹴りを防げたが・・・ 俺の経験から言わせると更に追撃が来る・・・! 「(右・・・!)」 ガシィィィィッ! 今度は俺の右腕に突き刺さる、彼女の左脚。 「(この蹴り・・・ 素人とは思えないな・・・。)」 この間、たったの0.3秒。 間違いない・・・。 コイツ・・・いや・・・この子・・・ "只の女の子"じゃ"無い"・・・。 『ああっと・・・息を呑む程に華麗でスピードの乗った蹴り! 見た目は普通の子ですが・・・彼女・・・間違いなく"経験者"です!』 「これで武蔵野様も少しはご理解頂けたかと思います。」 彼女は左脚を下ろし、頭を垂れながら、そう言う。 あの写真集には無かった・・・彼女の姿。 "モデルは伊達じゃないわよ。" 頭を上げ、真剣な顔をした彼女の顔にはそう描いてあった。 「(ヤバイな・・・。オーナー・・・。俺・・・やり過ぎちまいそうですよ・・・。手加減・・・出来るかな・・・!?)」 俺は強者と闘えるのを常に心待ちにしている。 只の女の子が相手だと思っていた今回のショウはとんだ嬉しい誤算だった。 「(オーナー・・・ わざと負ける前にちょっと闘わせてもらいますよ・・・。)」 俺はにやりと一度笑い、攻撃の方向が相手にも分かりやすい、腰を落とした"少しだけ本気の正拳突き"を放った。 ・・・が・・・ 今度も彼女はまたしても目の前に居なかった。 「(上・・・!)」 丁度目前まで迫り来ていた、彼女の初熟の始まったレオタード越しのお尻。 その柔らかくも圧倒感のあるお尻に俺は・・・不覚にも目を奪われてしまった。 そのまま・・・ ぼふんっ・・・♪ もろに瞬間的に彼女のお尻に敷かれる俺の顔面・・・。 だが俺はなんとかそれを倒れず持ちこたえる・・・。 スタッと俺の顔面から降りた彼女は・・・俺に向き直り、 「す、すみません・・・。これが私の必殺技なんです・・・。」 とペコリと一謝りした。 「・・・あ・・・ああ・・・。」 攻撃されたのは俺の方なのに、俺もバツが悪そうにしながら頭を下げた。 「すまない・・・避けれなくて・・・。」 だが・・・謝りながらも心の方ではなんだかもやもやとしたものが首をもたげていた。 顔面に未だに残る彼女のお尻の感覚。 彼女の暖かい体温。 先程まで確かに俺の頬や額に触れていた、彼女の柔らかな温もり。 それを意識すると、俺は何かを感じずにいられなかった・・・・。 頬が少々火照っているのを自覚する。 だが、それとはもう1つ別の赤い感情が俺の心の奥底からふつふつと湧き上がるのも事実だった・・・。 「(それにしても・・・これが必殺技・・・?蹴りでも拳での打撃でも、ましてや投げ技でもない・・・。 そう・・・ ただの・・・ ヒップアタック。・・・こいつ・・・態度は真面目だが・・・格闘技をナメてるんじゃないか?)」 ヒップアタック・・・それをもろに喰らってしまった。 そこには確実に屈辱と恥が存在する事もあり、俺の心の奥底から湧き上がる感情は、明らかな怒りとなって俺の頭を埋め尽くしていくのだった。 「(ナメやがって・・・ こうなったら・・・俺も先程より、本気に近い実力を出さざるをえない・・・。)」 「(カウンター技だ・・・。悔しいが、身のこなしの素早さは彼女の方が明らかに速い。俺が本気を出しても打撃技は当たるまい・・・。 俺の本領はあくまでも投げ技と絞め技。それで彼女をびっくりさせてやる・・・!)」 彼女の方を見やると、既に臨戦態勢に入っている。 俺は彼女の方に向きなおると、かかってこいと言わんばかりの視線で睨み付けた。 すると俺の狙い通り、彼女は地面を強烈に蹴り、勢いの乗った攻撃を仕掛けてきた・・・! 「左・・・!」 俺に二度同じ技は通用しない。 彼女の強烈な蹴りを冷静に見つめる。 バシィッ・・・! 俺は彼女の足首を掴むと、強烈な威力を利用して、リングの端のロープの方へと加速をつけて投げつけた。 「(よし・・・これなら・・・!・・・って・・・ナニィィィッ・・・!)」 ロープの方に投げつけた、無防備状態の筈の彼女は、 空中で器用にくるくると回転して、そのままロープを蹴って俺の方に再び攻撃を仕掛けてきたではないか。 「(速い・・・)」 彼女の全体重プラス、ロープの反動の乗った蹴り・・・! 「(避けれない・・・!)」 予想外の事態に俺は成す術もなく、彼女の蹴り・・・を・・・ むにん・・・ いや・・・この温かさ・・・先程の・・・ それを顔面に感じる・・・。 「(これは"ヒップアタック"・・・!)」 俺の視界を埋め尽くす、彼女の大きなお尻・・・。 それを俺は・・・再び成す術もなく、もろに喰らってしまった。 彼女のお尻がめりめりと柔らかく、厚く、俺の頬にめり込む・・・。 それと同時に、彼女の秘所部分までもが、俺の鼻を覆う。 「うっぷ・・・」 突如俺の鼻腔に流れ込む、女の子の香り・・・。 不覚にも俺はそれを吸いこんでしまう・・・。 ピンクの香りは・・・俺の全身から力を奪っていく。 不思議に力の抜けていく俺は、そのままその場で・・・ ・・・どさり・・・と倒れた・・・。 「武蔵野選手ダウン・・・!フォール・・・!10・・・9・・・」 意識の隅で、俺は審判のカウントダウンの声を聞き取っていた・・・。 だが・・・顔面にもろに食らったダメージは想像以上にでかいようだ。 全身に力がはいらない・・・。 それに、俺の視界を埋め尽くすのは・・・ 相も変わらず彼女のお尻と、秘所部分・・・。 彼女は俺の顔面に座る形でフォールを取っているようだ・・・。 秘所部を覆ったレオタードは、既に彼女の体液でぐっしょり濡れていた・・・。 秘所部だけぐっしょり・・・。 それに・・・このすえた様な女の子の匂いは・・・鼻につく。 「(この匂いは・・・まさか・・・)」 それに気付いた時に、俺はいつの間にか勃起しているのを自覚した・・・。 「(まさか・・・愛液・・・)」 俺には所謂、女性経験と言うものが無い。 25歳になる今まで、ずっとトレーニングと試合に明け暮れてきたのだ。 女の子と手を繋ぐどころか触った事もない俺。 だが、本で読んだことがある・・・それと照らし合わせると・・・。 「(この匂い、香りは間違いなく・・・愛液・・・!)」 それを意識すると、俺の頭と心は急速にピンクに染まっていく・・・。 顔も熱くなっていく・・・。 レオタードの濡れはどんどん面積を増している・・・。 このままでは俺の顔面に降りかかってくる・・・! 「(5・・・4・・・3・・・!)」 審判のカウントダウンの声が意識の隅で聞こえるが、俺はそんな事よりも、目前にある彼女の秘所から目が離せなかった・・・。 レオタード越しとは言え、生で初めて見る、女の子の秘密の場所・・・。 それが今、目の前にあるのだ・・・。 俺は息をも呑む思いで、そこを見続けた・・・。 見続けるうちに、レオタード越しの濡れは彼女の体温で熱を帯び、香りも強くなっていった。 「2・・・1・・・0・・・! 勝者・・・ミサキ ユイ!」 勝負も忘れ・・・ 俺は・・・俺は・・・何をしているのか。 だが・・・俺にとっては、あまりにも目の前の誘惑は強烈過ぎた・・・。
https://w.atwiki.jp/shinja1/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/mobion/pages/47.html
かなり前、10年くらい前かな。。 JSやJCが在籍するデートクラブが検挙されたことあったよね それ以降も、そういうウワサは結構あった 最近だと、女子小中学生になり切った成人女性を派遣していた 偽ロリ風俗まであった 小学生デリヘル こんな感じで、警察のマークをかいくぐってイロイロと頑張っているようだ ジカ引き(個人で直接交渉客引き)する子までいるんだと! デリヘルとしては存在しなくても、それに似たような事はできるって事だよね 中学生デリヘル(JCデリヘル)がいい人はコチラ 中学生が実際に在籍する風俗なんて危なすぎて近寄れないけどなww 個人交渉しかないってことだね 個人交渉するにも、twitterやLINEなどでは逮捕者も続々でているから ソレはやめておいたほうが良い Facebookなどでやるアホもいないだろうがねww
https://w.atwiki.jp/83452/pages/2685.html
カーテンから、朝日が差し込む。 ……いつのまにか、眠ってしまったのだろうか。 目はすっきりとしているのに、気持ちは陰鬱だ。 着替えずに、シャワーも浴びずに眠ったためか眠りが浅い。 身体は、まったく休めていない証拠だ。 上着と下着を脱いでシャワーを浴びようと立ち上がる。 母のピアノが、どうしても厭なものに見えた。 「――」 希望は、持たないといけない。 そう、人はいう。 それを裏切られた時にどんな気持ちになるかなんて考えない。 だって。 考えてしまうと、動けなくなってしまうから。 シャワーの湯が白い肌に弾かれる。 両親にとって、私という存在はこの弾かれて排水される水のような存在だったのだろう。 それならそれでいい。 もう、希望を持たずに済むから。 シャワーからあがると、斎藤が息詰まった表情をして立っていた。 こんな顔、今まで見たことがない。 どんな時でも冷静だった斎藤が、明らかに取り乱している。 私の姿、下着姿の私にもなにも言わない。 ただ、急いで出かける準備をしてほしいとだけ。 部屋からも出ない。 とにかく、落ち着かない。 私を時折見ては時計を見る。 そんな繰り返しを5回ほど続ける。 「どうしたの?」 「……奥さまが」 ――母が? なにかあったのだろうか。興味はないけれど。 「交通事故にあわれまして、現在意識不明ということです。 ですから、急いで病院へと向かいます。よろしいですか?」 反論なんてしない。 琴吹の娘として、いかなければならない。 母が、どんな人なのかを見てみたい。 不謹慎ながら、そんなことを考えてしまった。 interlude 「これはひどいですな」 「でしょう? 中型トラックにぶつかって内臓破裂。全身骨折。出血多量。即死じゃないのが 不思議ですよ」 薄暗い白い部屋にいるのは二人の男。 一人は白衣を着ている。どうやら、医者のようだ。医者はハンカチで汗を拭きながら、レン トゲン写真をもう一人の男に見せ、説明している。 もう一人の男は、黒いコートを着ている。 冬だから、寒いからだろうと予想できるが。どうやらこの男。夏であっても南国であって も、このコートを脱がないのである。 白髪と黒髪、ツギハギだらけの顔。黒いコート。彼を変人だと思わせるには、十分すぎる条 件が揃っている。 ――というより、実際彼は変人なのである。 通称『ブラック・ジャック』は、このナリであるながらも医者であるのだから。 医者といっても、正当なものではない。いわゆる、無免許医だ。 無免許なのだが、腕は世界一と言っていいほどなのだから始末が悪い。警察の調べにも、 毎回潜り抜けてしまっている。 今回、彼がこの桜中央病院にいたのも、一人の心臓病患者を手術するためだったのだ。手術 料は『一億円』。法外といっても余りある金額である。 「ただし、この患者(クランケ)には、ちと金を払っていただくことになりますがね」 「ブラックジャック! お前はまた患者から――!」 「おっと、先生さん。人の命っていうのはカネよりも重いんだ。命のために、なんとかしよ うって人間が、私は好きでね」 レントゲンの端には患者の名前。 琴吹。 その字を見て、ブラックジャックはにやりと嗤った。 「いいでしょういいでしょう。私が勝手にやらせていただきますよ」 椅子から立ち上がった黒い影は、死にかけの病室へと消えていった。 interlude out ――病院へは家から20分程度だ。 だが、私にとってそれは永遠にも感じられた。 母が意識不明? それはいつ? 昨日? 今日? なにもわからない。 ただ、私は走っていた。 会った覚えのない母の為に、私は知らぬ間に走っていた。 病室『3402』号室。 「おまえさん。面会謝絶の字が見えなかったのかい?」 「――あなたは!?」 長身だが、顔はツギハギだらけで白髪と黒髪がミックスした髪。まるで死神のような 男が、そこに立っていた。 「私かい? 私はブラックジャック。この患者の主治医と言ってもいい。 もしかして、おまえさんは琴吹の娘さんか?」 「はい。私が、琴吹紬です」 「そうか。 ならいい。母親のそばにいてやればいい。でもね、このお人は今夜には死ぬ」 ブラックジャック医師から出た言葉。 死。 それは、冷たいもの。 当たり前のように、彼は言った。 「――お母さん」 そうして、私は初めて母の顔をしっかりと目にした。 私が見た母は、半分死んでいた。 呼吸なんて、本当に虫程度で体中にギブスが嵌められていた。 もう、それは人の形ではない。 少なくとも、こんな状態ではすぐに人としての生涯を終えてしまうだろう。 そんなことは、医学のいろはも知らない私にもわかった。 「恐いかい?」 「――」 「おふくろさんは、今、8割死んでいる。故に、これから手術を行うのだが――そのために君 か君のおやじさんに言ってもらいたい言葉がある」 「……なんですか?」 「それは――」 ブラックジャック医師が口を開いたその瞬間。 病室の扉があき、スーツ姿の男が入ってきた。 眉の太い、背の高い男性だ。 「……貴方が、ブラックジャックですか。悪評高いモグリ医師の」 声を聞いて理解した。 この人が、私の父親だということを。 「悪評高い。それは褒め言葉ですかい?」 「そう聞こえるのならそう捉えるがいいさ。 とにかく――あなたに妻を触らせることはない!」 「え?」 父の言うことが、理解できない。 ブラックジャックのことならば、私も知っている。 法外な手術料をとり、医師免許も持たない。 それ故に、医師の間では悪魔と罵られていること。 だが、その腕前は神の如く。 治せないものはない、と評される医師だというのだ。 そのブラックジャックが診ているということは、母は助かるかもしれないのだ。それな のに、そのチャンスを、どうして父はフイにしようとしているのだろうか。 理解が、できない。 「そうですか。なら、そうさせていただきましょうか」 「ああ。出ていってくれ。この病院には名医の山本先生がいるんだ。私はその先生に頼む」 「クク……。その山本先生ってのが私に頼んできたんですがね」 そういって、ブラックジャックは母を一瞥して、コートを羽織って出ていった。 残された私と父は、母を眺めることしかできないのだ。 「どうして……」 声が、漏れる。 ため込んでいた、不満が。 抑え込んでいた、感情が。 「どうして、貴方はいつも利己的なんですか!」 「紬。子供が生意気を言うな。山本先生ならきっとなんとか――」 「違う! 貴方はお母さんの命ではなくお金を取った! ブラックジャック先生が、お金を たくさんとるから、それに怯えて――なんのための琴吹の金なんですか!?」 「紬!」 「いつだってそう! 貴方は、私がコンクールで大賞を取ったことも知らないんでしょう!」 「――!」 父の手が上がる。 ――叩かれる。 そう、覚悟した。 「……畜生!」 父がゴミ箱を蹴る。 彼は、結局私を殴ることができなかったのだ。 親は、子供を撫でてやった分だけ叱ることができる。 叱ることしかしない親など、虐待と変わらない。 いつかは子供が擦り切れてしまう。 それを、父は本能的に察したのだろう。 「お父さん。 ――私が、ブラックジャック先生に頼んできます」 「子供に、なにができる」 「もう子供ではいたくない! 私は――私は、琴吹財閥12代目当主。『琴吹紬』です!」 走りだした。 母が、持ちこたえられるまでの時間はわからない。 だから――私は走った。 「ブラックジャック先生!!」 「……決めたかい? お嬢さん」 冷たい中に、温かい笑顔がそこにある。 「ええ、決めました。母を、お願いします」 「そうか。よく決断したな。ただし、それ相応の金は貰うぞ。なんといっても、死にかけだ。 そうだな十億円だ。びた一文まけないね」 「――払います! いつか私が琴吹を背負う身になったら、十億円くらい――! だってそうでしょう? たった1人の母親の命ですもの! 十億円くらい安いものです!」 「――その言葉が聞きたかった」 黒いマントは看護師に指示を出す。 その瞬間、この病院が一気に騒がしくなる。 母は手術室へと運ばれ、手術中のランプがともる。 「お父さん。私、決めました。私が、大人になったら絶対に子供にさびしい思いはさせません」 「……そうか。私たちのようにならないように、してくれよ」 「はい」 ――それから22時間もの間。手術室のランプはともっていた。 その間、私と父は今までのことを話していた。 それからの話になるが、母は命を吹き返した。 そして、今日はブラックジャック医師の診察の日だ。 「……よし。順調に回復している。ただ、まだ動いたりはできないうえに苦しいリハビリがあ る。それに耐えられるように頑張らないといけませんな」 「大丈夫ですよ。私が傍にいますから」 「そうですか。それなら安心だ。ところで、支払いの件なのだが。いかんせん私は気が短いの でね。会計はできるだけ早くにしたいのだよ」 「で、でも今は――」 「君は、以前ピアノのコンクールで賞を取ったと聞いた。 その賞状とトロフィーを譲ってくれ」 ……絶句した。 ブラックジャックは、法外な手術料を請求して、なお且つ必ず支払わせている。その彼が、 どうしてコンクールの賞状とトロフィーなんていう下らないもので―― 「理由を知りたいかい? 未来の琴吹財閥当主が、中学生のころにとったコンクールの賞状 なんて、いい値打ちになると思わないか?」 そんな理由。 確証のない、後付けじみた理由。 それでいいんですか、と問う。 それでいいんだ、と答えられる。 「でも――」 あの日、私は斎藤に捨てろと命じた。 斎藤は私の指示に従ってきた。 故に、今回も―― 「紬お嬢様。これを――」 「え?」 私の手に握られていたのは賞状のケース。 それと、あの日受け取ったトロフィーだった。 「斎藤――」 「申し訳ありません。命に背きました。どうかなんなりと処罰を――」 涙が、溢れる。 どうしてだろう。 母がいて、父がいる。 斎藤もいる。 嬉しい筈なのに……。 「わかりました。では斎藤……。ずっと、私の執事でいてください」 「今回は、紬に教えられたよ。 いいや、私は君になにも教えてあげられなかったな」 病院近くのファミリーレストランで父と食事をする。 ブラックジャック先生の診察の日は、決まってこれだ。 ハンバーグ海老フライを口に運ぶと、父がそんなことを言ってきた。 「私は、お父さんとお母さんから何も教えてはもらえませんでした。 身を守る手段も、音楽も、勉強も――なにもかも、斎藤に教えてもらいましたから」 ドリンクバーから持ってきたメロンソーダで喉を潤す。 ……そうだ。私にとって、親というのは斎藤だったのだ。 私を守ってくれた。 私を助けてくれた。 私を見ていてくれた。 彼がいなければ、私はきっと死んでいただろう。 「でも……。家族と命はお父さんとお母さん、それとブラックジャック先生に教わりました。 このまま、距離を取ったままでもいいけれど、出来るなら……たまには食事を一緒にしたい です」 「……そう、だな。なんとかするよ。可愛い『娘』の頼みだからな」 「琴吹紬ではなくて、紬としてのお願いです」 「紬……。お母さんの怪我が治ったら、三人でここに来ような」 ――それが、1月のこと。 高校進学をどうするか。それを、私は考えていた。 「それで、琴吹さんは他の高校に行きたいのね?」 「はい。私は、もうお人形ではありませんから」 「……そう。でも、もう願書の提出をしなきゃならないの。どの学校がいい?」 「私は普通の女の子になれる学校に行きたいです!」 それが――私が桜高に来た理由。 電車通学をしたい。 バイトをしたい。 部活をしたい。 友達と遊びたい。 だから、私は――ここにいる。 ――永い。あまりにも永い昔話は終わった。 口の中が乾いてしまった。 紅茶を飲んで喉を潤す。 「ムギちゃん……」 「え?」 「私たち――親友だからな!」 「ムギ……今度一緒にアイス食べような!」 「私もです!」 「――ええ」 ほんの少しだけ、予定は狂っちゃったけど。 私は部活をしている。 友達もできた。 かけがえのない親友。 バイトも始めた。 憧れのファストフードのお店で。 私は――普通の女の子になれたかな。 Epilogue 「ねえお母さん! 今日のご飯はなに?」 「今日はハンバーグよ。柚(ゆず)の大好きな海老フライも一緒よ」 「でもお母さんは社長さんなんでしょ? 忙しくないの?」 「何言ってるの真(まこと)。お母さんは二人のお母さんなんだから、ご飯一緒に食べましょうね」 「そうだね! だって家族だもん!」 大きなお屋敷。 彼女の立場ならば家事なんて不要だ。 だというのに、彼女は厨房に立って料理をする。 我が子と一緒に、食事をするために。 笑顔が溢れる、家庭が普通なのだから。 彼女は、普通の女性になれたのだろうか。 きっと、なれたに違いない。 ――彼女はもう、お人形ではないのだ。 FIN 戻る
https://w.atwiki.jp/kowakunai_suugaku/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/kowakunai_suugaku/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集